SPEC
― 人望を勝ち取るためのチカラ ―

Today's topic コンプレックスを「特技」に変える方法

どうも、ナカムラショウです。

 

>>>『THE SPEC』(ザ・スペック)―IQ向上プロジェクトー

【募集終了まで残り1日】

今でこそ「なぜそんなに自信満々なんですか?」と聞かれることもある僕ですが、その昔はコンプレックスの塊でした。

 

特に僕の人生の足を引っ張ったのはそう、

「吃音」

です。

 

あなたはもう吃音がどんなものかは分かっていると思うので、説明は省きますが、(初耳の場合は、軽くググってみてください)「吃音のせいで、俺は冴えない人生を歩むんだろうな・・・」と常に考えていました。

し、なにより口癖が「マジ最悪だよ」だった過去があります苦笑

 

「この先、最悪で最高に冴えない人生が待っているのだろうな・・・」

こう考えると「マジ最悪だよ」という言葉しか出てきません。

あまりにも最悪すぎて、しまいには最悪じゃない時も「マジ最悪」と言ってしまうぐらい当時の僕はなにもかも上手くいっていませんでした。

 

吃音のせいで自分に自信はもてないし、人間関係がうまくいかないのです。

ここまで学んでくれているのなら、「人間関係=人生」という言葉の意味は感覚で分かると思います。

以前紹介した、『PROFILING』というコミュニケーション教材の中でも「人間関係を制するものは人生を制す」という話をしてます。

 

僕は吃音者だったせいもあり、人間関係が最悪でした。

これは周りに嫌な奴ばかりいた・・・という意味ではなく、「自分の理想とする姿を体現できないこと」に物凄く憤りを感じていたんですね。

 

非吃音者なら

「ありがとう」

「おはようございます」

なんて普通に言えるわけですし、

 

「自分の名前をつまらずに言える」

「電話で普通に話せる」

なんてことは呼吸と同じように当たり前にできていると思います。

 

しかし、僕はこれができなかった。

 

同じ吃音者ならこの気持ちは痛いほど分かると思いますけど、非吃音者からしたら「え?なんでできないの?」という感じでしょう。

ちなみに、吃音が極まってくると(調子の善し悪しにもよるのですが)段々と言える言葉が減ってきます。

 

  • いままで言えなかった言葉が言えなくなる恐怖
  • 他の人が当たり前にできていることができなくなる不安
  • それがいつ悪化するか分からないことへの怯え

 

こんな恐怖を抱えたまま自分に自信を持つなんてことは到底無理だし、自分の人生に絶望感しかありませんでした。

 

考えてみてください。

 

「朝起きたら自分の名前をうまく言えないようになっていた」

 

この恐怖は相当なもんですよ。

 

吃音を抱えたまま人生を過ごさなくてはいけない宿命を背負った僕は「マジ最悪だよ」と思わざるを得ない状況に身をおいていたのです。

 

しかし、今となっては180°違う人生を送れていると思います。

当時からしたら考えられません。

 

周りの人間からは、

「ナカムラさんを目指しています」
「ナカムラさんのようになりたいです」
「ナカムラさんのライフスタイルに憧れています」

etc・・・

 

こんなありがたい言葉をもらえるようになりました。

 

ただ一方で、この話をすると、

「ナカムラさんだからできたんだよ」とよく言われるのです。

「ナカムラさんは特別だから」と。

「あなたには出来たんだろうけど、それは自分には当てはまらないよ」

 

ここまで直接的に言われたことは、ほとんどありませんが、オブラートに包まれてはいるけれど、こう言われているように感じてしまうのです。

 

人には持って生まれたものがある。

それは確かです。

身体的(骨格・顔・身長など)なものは変えることが難しいかもしれません。

 

しかし、

「ナカムラだからできたんだ」

もしも、こう思っているのなら、マインドシフトする必要があります。

 

いいでしょうか。

 

この言葉を投げかけてくる人の多くは「ナカムラと同じになってやろう」。

こう考えているのだと思います。

でも、それは違います。

 

「僕になろうとしてはダメ」なのです。

 

僕にも憧れのメンターや師匠がいます。

当時の僕は彼らをストーカーのごとくモデリングしていました。

けれど、彼らと僕は違ったのです。

 

彼らは僕に無いものを持っています。

だから、憧れた。

「あの人のようになりたい」

純粋にそう思いました。

 

でも「同じ」にはなれないのです。

モデリングは「他者のいい部分をパクって自分用に置き換える」という作業が必要になってきます。

 

だから、「あの人に成る」のではなく「あの人の能力を自分用に転換し、パクる」というプロセスが必要になってくるんですね。

僕があなたに成れないように、あなたも僕には成れないのです。

一人ひとりが“オリジナル”なので「同じ」は無理なのです。

 

じゃあ、どうするか?

 

「自分の特性・能力を理解して、それをレベルアップさせていく必要がある」

ということです。

 

僕には吃音という大きなハンディキャップがありました。

が、これを克服してから気づいたのは、「吃音者だったことのメリット」です。

吃音者は周りの人の感情や感覚に敏感です。

 

「自分はどう思われているのだろうか?」

 

こう強く考えすぎてしまって。

周りを気にしすぎてしまって。

吃音になるケースもよくあります。

 

これは簡単に言うと、「空気を読みすぎている」ということなんですね。

 

僕は吃音に悩まされていた時、常に人の感情を気にしていました。

これが今となっては、コンサルティングやコンテンツビジネスに大きく貢献してくれているのです。

人の感情が手に取るように分かる。

その精度は常人のそれ以上。

 

これに気づいてから吃音を恨むことはなくなりました。

むしろ、吃音だったからこそ、今の自分があるんだと。

こう肯定できるようになったのです。

 

コンプレックスが昇華した瞬間でした。

 

あなたにもコンプレックスの1つや2つあるはずです。

それを「デメリット」として抱え生きていくのか?

それとも、「自分にとっての特殊能力(オリジナルスキル)」に昇華させるのか?

これはあなた次第です。

 

自分に眠っている能力を開花できるかどうか。

これこそが「自分の人生を生きるため」に最も必要なことだと思ってます。

 

今回やってほしいことは

自分が今抱えているコンプレックスの“いい部分”を書き出してみる。

これです。

 

例えば、「女性が苦手でいざという時にビビってしまう」という人がいたとしましょう。

こういう人はほとんどの場合「空気を読みすぎている」というパターンが多いです。

空気を読みすぎて、相手のことを考えすぎて、自分の意見や主張が言えないと。

 

なので、この場合のメリットだけを抽出すると、「自分は空気を読める人間だ」ということです。

 

この力って凄いことですからね。

 

世の中には星の数ほどコミュニケーションテクニックが存在していますが、その最深部、最重要土台として、「空気を読む」という力がはずでないんです。

 

相手に何かを伝える時は、必ず良きタイミングで物を言わなければいいけませんよね。

これができるのは、相手の状況を判断して空気が読めているからです。

 

空気を読めすぎるからこそ、ビビってしまうだけなのです。

 

こんな風にして、どんなコンプレックスにも光と闇が存在します。

 

自分ごとなので、常に闇(デメリット)に光が当たりがちですが、この機会に自分のコンプレックスの良い部分にフォーカスを当ててみてください。

 

その力はあなたに元来備わっているスキルなので、伸ばそうと思えば、かなりの速度で伸びていきますよ。

だって、元から得意なわけですから。

 

僕の最悪のコンプレックス「吃音」がウェブマーケティングに生かされたように、あなたが今抱えているコンプレックスも必ず何か光を放つはずですよ。

 

というわけで、今回はこれで。

では、また!

 

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